サムネイル出典:Top Secret
どうも、うめだ(@umesooooo)です。
ロッドアンドリール4月号の「私の春の釣りを変えたルアー達」という記事で今江克隆さんがラリー・ニクソンの中層食い上げテクニックについて解説されていたのでまとめてみました!
今江さんに衝撃が走った「スプーンビルテクニック」。
是非チェックしてみてください!
スプーンビルテクニックの歴史
春のバス釣りに衝撃を与えたのがラリー・ニクソンの初来日時の「スプーンビルテクニック」。
このテクニックは自分が発見した「ネストダウンショット」と同じぐらい、春の釣りに多大な影響を与えた。
アメリカのバスプロの凄さにショックを受けた。
当時ワゴンセールで売られていたスプーンビルミノーが放送後に一気にプレミア価格になるほどだった。
出典:アメリカンバスショップ
最初そのテクニックを見たときは、プラグを操作しているとは思わず、ロッドワークやアワセもワームやジグを操っているようにしか見えなかった。
その後、ラリー・ニクソンと4日間、同船で釣りをする機会があり、深く突っ込んだ話をたくさん聞く事ができた。
ラリー・ニクソンから学んだスプーンビルや、ラトリンログに代表される「サスペンドルアー」のテクニックは自分の看板になるほど影響を受けた釣り方となった。
ラリーが見せた「サスペンドルアーで中層を狙って釣る」テクニックは当時、ボトムを狙って釣ることが常識だった日本のバス釣り界にとてつもない影響を与えたことは事実。
それ以降のトーナメント戦績に圧倒的な勝率をもたらした、スーパースレッジやキッカーイーターはラリーがもたらした衝撃をトーナメントに勝つためにいち早く取り入れた結果だった。
海外のバスプロの凄さ
ラリーが見せたポンプリトリーブやジャークベイトは到底日本人には出来ないというのも事実だった。
手首の強さがプロ野球選手レベルじゃないかと思うほどだった。
手首の捻りと返しだけで上下左右にダートさせるのは難しかった。
体が疲弊すると一定の動きは難しくなるが、ラリーは一日中ブレずに繰り返していた。
これを受けて、ポンプリトリーブやジャークベイトはアメリカ人には敵わないのを痛感するだけだった。
だからこそ、ポンプリトリーブなどはしなくとも巻いて止めるだけで釣れる「キッカーイーター」が誕生し、トーナメント史上最多勝の「スーパースレッジ」へと繋がった。
・スーパースレッジ/エバーグリーン
エバーグリーン(EVERGREEN) スーパースレッジ 60mm
・キッカーイーター2 斬風/イマカツ
中層×ハードベイト
ラリーが教えてくれた最も大事なことは、「何もない中層でハードベイトの力でバスを浮かせて食わせられる」ということ。
トップウォーターの演出を中層で行っているかのようなテクニックである。
これがサスペンドルアーの真骨頂である。
このテクニックは特に表層の水温が高くなり、バスが「サーモクライン」という中層に浮く事実を証明したことにもなる。
何もない中層で10秒ほど静止させたスプーンビルにワームのようなアタリが出た快感は忘れることはない。
中層に食い上げさせるテクニックはイマカツルアーのビッグベイトにも応用されている。
それが、SGプラス・アンドロイドの「I字サスペンド釣法」である。
これをトップトーナメントに持ち込み、複数回上位入賞したことで大ブームとなった。
I字サスペンド釣法
サスペンド調整されたアンドロイドを立木やカバー真横まで静かに泳がせながら静止させる。
そこから、アンドロイドがゆっくり沈みながら見えなくなるまで10~20秒近く静止させていると、バスがルアーの下に現れる。
バスがルアーを見切る瞬間に、タイミングを見計らって1~2回ジャークを入れ、リアクションで食わせるテクニック。
可能な限り、深い水深までルアーを目視できるように夜光貝全身貼りのカラーがシークレットだった。
・SGプラス・アンドロイド/イマカツ
言葉や映像ではなかなか理解できなくとも、直接本物のテクニックを見れば、一気に成長の扉が開かれる。
ラリーニクソンの「中層食い上げテクニック」は今でも自分の釣りのスタイルに影響を与え続けている。
・・・・・深い!
それでは!